強迫性障害の原因

強迫性障害の原因

強迫性障害の原因は、長い間、心理・社会的な要因で起こる病気と考えられていましたが、最近は、その背景に脳の機能障害があることがわかってきました。

 

近年、強迫性障害の薬物療法の効果が解明され、セロトニンという神経伝達物質が強迫性障害の病態と関わりが深いことが判明しました。また、脳の機能画像を用いた研究の結果などから、脳の部位(眼窩前頭皮質、前部帯状回、尾状核、淡蒼球、視床など)に機能的な異常がみられる可能性も指摘されています。
よって、強迫性障害が発症する背景には、脳の部位を結ぶ神経ネットワークに問題があると推定されています。

 

以上のことをふまえて強迫性障害は、現在では以下の複数の原因が合わさって発症すると考えられています。

 

  • 脳内の神経ネットワークの障害
  • セロトニンなどの神経伝達物質のバランスが乱れ、ネットワーク障害の一因となります。

     

  • ものごとの捉え方や考え方の癖
  • 誰にでも起こりうる侵入思考(例:鍵かけ忘れたかも、ガスの元栓閉め忘れたかも、といった不安)を過大評価すると強迫観念が生じます。

     

  • 対人関係の問題、生活上のストレス(ライフイベント)など
  • 職場や家庭で対人関係にストレスを抱えていたり、死別や離別など大きなライフイベントを経験することが強迫性障害発症のきっかけとなることがあります。

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